2012年10月8日月曜日

いつか一緒に輝いて



男:あれから、まだいくらも過ぎてないのに、みんな彼女のことは、すっかり忘れているようだね。消えてしまった彼女は、この世界ではただの落ちこぼれだったんだ。

女:あなたには、何が起こったかもわからないんですね。もういいんです。あなたは、この居心地のいい柩の中で、いつまでも王子様ごっこしていて下さい。でも、私は行かなきゃ。

男:行く?どこへ?

女:あの人は消えてなんかいない。あなたの世界からいなくなっただけ。

男:...何を言ってるんだ?ちょ、ちょっと待て!

女:さよなら。


女:今度は、私が行くから。どこにいても、必ず見つけるから。待っててね。


X:ねえ、困ったことがあったら、何でもボクに相談してよ。ボクは、君と友達になりたいんだ。そして、いつか一緒に....

女:いつか....一緒に?




「いつか一緒に輝いて」





この薔薇があなたに届きますように。