2010年1月20日水曜日

今年もう一度見たい去年見た名画ベスト3000



第一位: レスラー
第二位: スペル
第三位: 8 1/2









(中略)
2999位:ノウイング
3000位:アルマズ・プロジェクト


2999位以降はラズベリー賞の意味合いで。
この二作品は半端じゃなくダメ映画だった。
リアルに死ねばいいのに。





去年は本当にたくさん映画を見た。
ロードショーは調べられるけど、名画座で見たものは記録も記憶も辿るのがめんどくさくて、結局数えるのをやめてしまった。



映画館で観る映画はいい。
自宅をどんな大画面にしてサラウンドシステムを構築しても、映画館のあの大きなスクリーンで見るのとはやっぱり違う。

これはアダルトビデオとストリップくらい違う。
どんなに作り込まれた虚像もリアルな現実にはかなわない。


それはひとえに「一体性」「ライブ性」によるものだと思われる。


僕は日本の文化の真の革命はテレビが出てきたときでは無く、ビデオが出てきた時だと思っている。

ビデオの普及により、全ての映像のライブ性は失われた。
時との連動性が断ち切られたのだ。

果てしなく流れゆく時の中でその一瞬と共にあったはずの映像はいつでもどこでも何回でも見られるようになった。


夕暮れにアニメの再放送に間に合うよう息をきらせて帰宅する小学生がいなくなった時からアニメは子供のものではなくなった。

技が当たったかどうか、何度でも繰り返して再生し確認できるビデオが家庭に普及した瞬間、プロレスはそのリアリティを失った。




映画も、あの映画館のすえた臭いと映写機の映し出すホコリ、赤いソファー、おしゃべりな女性客、ポップコーンを食べる音・・・本来映画自体には何の関係も無いこれら様々な要素があるからこそ映画は記憶に残るのだ。


人と人との関係も同じ。
大切なのはライブで、直感で、生身の身体で、直接的な接触。


メールを打つために両手が付いているんじゃない。
誰かをきつく抱きしめるために付いている。


って、ヒキコモリに言われたかないよ!
死ねばいいのに!


Gachiflo