第一位: ネガティブカッター
第二位: 切り絵作家
第三位: 東慶寺の門前の小僧
第一位のネガティブカッターは映画の特殊なフィルム編集者のこと。とにかく名前がかっこいい。ネガティブカッターに比べたら「クリエイター」なんてターミネーターみたいだし、「アレンジャー」なんてゴレンジャーしか想像出来ないって。
第二位の切り絵作家は背中を丸め、なんでもない白い紙にチョコチョコとはさみを入れる姿がなんともカッコいい。これほど絵になる職人も他には無いと思う。絶対。
第三位の東慶寺は言わずと知れた縁切寺。ここに駆け込めばどんな宿縁も断ち切れるという伝説の寺。まあここの住職さんというのも責任が重そうだから、門前の小僧になっていろいろ人生勉強させていただきたいという趣旨。
この前、駅でミニスカ制服+ニーハイの女子高生がいたんですよ。
放課後ならいざ知らず朝の通勤通学時間だったので、制服でニーハイとはなかなかにセンスの良い高校もあるものだと感心していたら、どうも何か違和感がある。
良く見れば彼女の履いているのはニーハイではなくニーブレースだったのです。こう、サポーターのすっげえ頑丈な奴ね。
その昔引退直前の前田日明はニーブレースを外すとヒザが外れて歩けないほどのボロボロな状態だった。テレビで見たのか試合会場で見たのか良く覚えていないが、それはそれは悲痛な姿で、僕はニーブレースを見るにつけとても寒々とした気持ちになる。
超ミニ女子高生のニーブレースは真冬の気候とあいまってアラスカの氷原のようだった。
電車で座っている時、目の前に老人が立ったので席を譲った。
次の日電車にも座って本を読んでいたら目の前にとても美しい女性が立った。
僕の股間も・・・という話ではなくて、僕は思わず席を譲りそうになった。
その瞬間、「あれ、オレ何やってんだ?何でゆずるんだ?」と我に帰った。
身体の不自由な人やお年寄りに席を譲るのは当然だ。
理由なんていらないだろう。
で、あれば理由もなく美人に席を譲ってもいいんじゃないのか?
僕はそんなことを考えながら目の前50cmにある彼女の腰を凝視していた。
死ねばいいのに。
Gachiflo